色彩論 II 12220001

南雲 治嘉

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1単位 2021年度4Q(後期) 木曜5限 色の本質 色が持っている性質 1〜2年

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Purpose

すべてのものに色が付いている。ということは作品づくりに色は不可欠な要素デあるということ。色とは何かを知り、それを配色に応用する技術を習得する。あくまでも使うための配色の技法を習得する。 これまでの色材の3原色を基本とした色彩ではなく色光の3原色を基本とした先端色彩(デジタル色彩)の理論と応用を学ぶ。クリエイティブな世界では色彩配色は必須であることを認識する。科学的に色を学べば、色彩のセンスは誰でも習得できる。

Target

色を計画的(意図的)に使用できる。・デザインにおける色の応用と戦略的な使い方ができる。・色をイメージの表現として使用できる。・デジタル色彩士検定3級合格程度のレベル到達。検定試験にもチャレンジし資格を取得する。・デジタル色彩の国際標準化に合わせカラーイメージチャートが使える能力の修得を目指す。

Contents

  • 配色の手順1デジタル色彩での配色の手順を習得する。デザインにおける配色はほとんどの場合クライアントからの注文によって行われる。クライアントが求める配色を行うには、求めているイメージを探ることになる。空間配色をテーマに演習する。デジタル色彩士検定の試験準備。

  • 配色の手順2与えられたイメージ(写真)からカラーイメージを確定しそこから配色を行う方法似ついて学ぶ。空間配色をテーマに演習する。

  • アクセントカラーとポイントカラー配色は見る人により高い効果を与えなければならない。そのための手法が数多く用意されている。いずれも相手にインパクトを与えるものである。

  • 誘引性と視覚誘導。色は人の目を捉え、記憶に残すために使われる。人の目を捉えることを誘引性といい、目線を目的のものまで誘導することを視覚誘導という。

  • 同化と対比。色の錯視。配色が持つ種々の性格を把握することは効果的な配色を行う上で重要である。いずれもインパクトを与え記憶に残すことが目的である。

  • 色による覚醒と睡眠。配色による画面の活性化と誘眠効果の違い。リズム、セパレーション。

  • 色による立体視。色によって立体感を感じさせるのにグラデーションは欠かせない手法である。グラデーションの作り方とその効果を学ぶ。

  • 4Q修了課題。時の流れの表現。アニメーション、映像、漫画での色彩の応用。絵本に応用する時間の表現。

Final Test

課題は毎回のテーマに沿った演習を行うシートの制作になる。テーマに沿って制作するために条件が設定されている。その条件をクリアしなければならない。時間内制作が基本であり、時間外になると原点が行われる。ただし、時間内製作であっても雑な作業は勉強にならない。丁寧な仕上げを心がける。

Task

期末試験は実施しない。期末試験に該当するのが修了課題であるが、通常課題よりも得点が大きい。総合得点の平均点が評価となる。ただし評価点が基準点数よりも10%以内で下回っている者に対して追課題を課す場合がある。

Grade Policy

出席率 70%、課題提出率 70%、FS提出率 70% 以上の者を評価する。毎回提出される課題の採点による評価。成績評価は平均60点以上に対して単位を与える。課題は即日課題である。※期末試験は行わない。※オンライン授業の場合はFSの提出(必須)が出席としてカウントされる。

Message

色彩論は他の教育機関では得られないレベルの高い色彩システムを習得する。1月に行われるデジタル色彩士検定試験を原則受験すること。この検定は就職の資格として有効。目標としてもメリットが大きい。検定試験のの受験準備としての演習も行う。詳細については授業の中で連絡する。