ソーシャルビジネス 28520001

尾野 寛明

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1単位 2021年度2Q(前期) 木曜3限 応用 なし 3〜4年

Purpose

社会的課題の解決にビジネスの手法で取り組む「ソーシャルビジネス」が注目を浴びている。ただ儲けるだけではビジネスは成立しなくなっており、事業を通じてどう社会に貢献するかが問われる時代となっている。非営利組織や公共団体も事業性の確立や成果指標の明示化が求められるようになった。近年は若い世代を中心に社会起業家と呼ばれる実践者が増えており、ソーシャルビジネスに世界中の投資が動いている。本学学生もフリーランスや創業志望が増えており、そのためにも「映像、アート、プログラミング」+「社会課題解決」の感覚を身につける必要がある。全国の先進的事例をもとに、理論および実践の両側面からソーシャルビジネスの実務課題と可能性を検討していく。中盤はほぼ毎回ゲストを招く予定。

Target

・ソーシャルビジネスの定義や要件を理解し、その意義や経営課題について理解する。・複雑かつ多岐にわたる地域課題を俯瞰して今取り組むべき課題を抽出していく、「課題設定能力」を身につける

Contents

  • ソーシャルビジネスとは何かソーシャルビジネスの定義、ソーシャルビジネスと普通のビジネスは何が違うのか?

  • 「事業性」と「社会性」の両立営利企業にとっての社会貢献、非営利組織にとっての事業性の確立、それぞれに向けた課題を理解する

  • 国内におけるソーシャルビジネスの実態ソーシャルビジネスの経営実態、社会的問題と事業の関わりに関して深掘りする

  • 地域再生とソーシャルビジネス地域課題をどのようにビジネス手法に置き換えて解決していくのか、事例をもとに学ぶ

  • 医療福祉とソーシャルビジネス地域医療・地域福祉領域の課題とソーシャルビジネスの最先端の事例を学ぶ

  • ソーシャルビジネスのステークホルダーソーシャルビジネスにおける利害関係者の考え方を整理する

  • ソーシャルビジネスと資金調達社会的インパクト投資、クラウドファンディングなど、近年台頭する新たな資金調達事情を知る

  • ソーシャルビジネスへの携わり方各分野の実践事例や支援事例をもとに、あなたなりのソーシャルビジネスへの携わり方を考える

References

・竹端寛・尾野寛明(編著)『無理しない地域づくりの学校 私からはじまるコミュニティワーク』(ミネルヴァ書房、2017年)・松永桂子・尾野寛明(編著)『ローカルに生きる ソーシャルに働く 新しい仕事を創る若者たち』 (農文協、シリーズ田園回帰5、2016年)

Task

中間・期末ともに各自3~5分のプレゼンを行い、動画に収録して提出してもらいます。授業を聞いて考えたことや今取り組んでいること、将来実現したいことなど指定テーマに沿って自由に話してもらい、予め明示した5~6項目で採点します。提出動画は許可なく公開されることはありません。

Grade Policy

中間課題30%、期末課題60%、感想コメント等10%

Message

勉強や仕事がうまくいく人に共通して、ある喋り方の法則があると思っています。それが、「喋りが的確で共感力がある」ということです。上手で派手なパフォーマンスは必要ないんです。創業を目指す人でも、公務員であってもほぼ同じです。そしてこうした喋り方はある程度トレーニングが可能です。ゲストにも講評してもらいながら学んでいきましょう。動画を通じて学生同士の横のつながりも作りたいと思っています。他学では医療・福祉系の専門職向けに同様のカリキュラムを実施しています。専門技術を習得したいと思っているが、今ひとつ身が入らない、何かモヤモヤするという学生にも向いていると思います。