持続可能論 54160001

渡辺 パコ

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1単位 2021年度3Q(後期) 水曜5限 教養 社会性/現代社会 2〜4年

Purpose

レクチャーを中心にしつつも、各回のテーマに合わせて考えるべき課題を提示し、クラス中に考え、議論する。その結果を毎回の提出物とすることで、毎回インタラクティブなクラス運営を行う。・2021年度もZOOMでのオンライン授業とする。・ZOOM録画を視聴し、課題/レポートを提出することで、リアルタイムでZOOM受講できなくても、単位取得は可能。

Target

本学学生が卒業後、生き抜く社会は、持続不可能社会から持続可能社会への挑戦の連続となる。その挑戦は社会のあらゆる国、地域、領域に渡る。デジタルコンテンツを学び、将来に活かす本学学生にとっても、持続可能性についての現状と未来の展望を持つことは、将来にわたってすぐれた仕事と、豊かな生活を実現するために重要な価値を持つ。本講座では以下の点を重点的に学ぶ。(1)持続不可能性と持続可能性(2)淡水資源と農業、巨大資本(3)グローバライゼーションと貧困問題(4)国際支援と持続可能社会

Contents

  • クラスの目的、クラス進行の方法、評価方法を説明する。 次回以降の課題を提示し、準備の方法を示す。 現在の先進国の生活を全人類が享受すれば、地球3個分以上の資源が必要になる。持続可能と不可能の違いと持続可能社会のゴールを学ぶ。

  • 水は人類の生活を支える最も重要な資源である。淡水資源と農業の持続可能性を理解する。同時に20世紀末に登場した遺伝子組み換え農産物(GMO)が持続可能性もたらすリスクを学ぶ。

  • 地球温暖化の実情について学ぶ。北極圏の気候変動は、それ以外の地域より大きく、実情を映像教材などで確認しながら、温暖化問題の危機的状況を理解する。

  • 世界の貧困問題について学ぶ。絶対的貧困状態の人々は、持続可能ではない状態ということができ、貧困の解消は現代社会の重要なテーマである。

  • 生物多様性や生態系とは何かについて学ぶ。里山生態系を題材に、生態系の意味合いをつかみ、生物多様性と人間の活動との関係を理解する。

  • 持続可能社会を実現するために民間セクターがどのような活動をしているかを実例を持って学ぶ。

  • 現在、世界の過半数の人口が都市に生活している。都市生活を持続可能にするための新しいコンセプトとチャレンジを学ぶことで、これからの世界の方向を理解する。

  • 国連が策定した「SDGs」の意味をつかみ、その中で現代日本が実現できていない、重要課題について理解する。

Final Test

day8にて告知する。

Task

毎回の提出物、最終回のレポートで成績をつけるため、試験は実施しない。

Grade Policy

(1)毎回クラス中につくった図などの提出(60%)(2)最終回に提出するレポート(40%)

Message

持続可能性を理解することは、21世紀に生きる人間として必須の知識である。今後、21世紀中葉までの期間、世界は持続可能性を巡って大きな変化を経験する。その変化はもちろんデジタル業界、クリエイティブ業界をも大きく変えていく。この問題を理解することは極めて重要である。★教員連絡先(1)dhu slack にてダイレクトメッセージ(2)https://www.facebook.com/paco.watanabe から、メッセージで。(3)[email protected]