法律の起源と現代社会に生きる法律 54510001

西島 和

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1単位 2021年度2Q(前期) 月曜3限 教養 社会性/法学 2〜4年

Target

人権・民主主義・法の支配などの基本的な概念を理解し、設定された基準にもとづき法律の憲法適合性などを判断し、それぞれの判断についてコミュニケーションできるようになること。

Contents

  • 法律がつくられる基礎となる人権・民主主義・法による支配などの基本的な考え方を学び、法律が正しいかどうかをどのような基準で判断するかについて考える。

  • 「人が個人として尊重される」とはどういうことか、個人の自由や権利が制限されるのはどのような場合か、「許される差別」があるか、など人権に関する基本的な考え方を学ぶ。

  • 「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とはどのような権利か、生活保護制度と生存権の関係などを学ぶ。

  • パートナーを選ぶ自由について、日本国憲法はどのように定めているか、同性婚と憲法の関係、結婚できる年齢を「男は18歳、女は16歳」と定める法律が「正しい」かどうかなどについて考える。

  • 「みんなで議論してものごとを決める」民主主義が正しく機能するためには、議論の前提となる事実をみんなが知っていることが必要であり、事実を知らせる「表現の自由」が保障されていることが重要だが、他方で、表現が人を傷つける場合がある。表現の自由の重要性とその限界について考える。

  • 日本では選挙された議員が法律などを決める「代表民主制」がとられているが、議員を選挙すること以外にも「民主主義」のかたちはある。広告クリエイターのスキルを活かして市民運動など民主主義の現場を応援している砥川直大さんのお話をもとに、民主主義をどのように実現していけるのかを考える。

  • 今の日本で、国会議員は「全国民の代表」といえるのか、18歳に被選挙権がないのはなぜか、外国人に選挙権を保障するという考え方などについて考える。

  • 「違法な」武力行使、「適法な」武力行使とはどのようなものか、武力行使と人権・正義の関係、日本の「自衛隊」に関する法制度などについて、元自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さんのお話をもとに考える。

References

『あたらしい憲法のはなし』童話社、2001『「自分の国」を問いつづけて ある指紋押捺拒否の波紋』崔善愛著、岩波書店、2000『自衛隊はみんなを愛してる!』井筒高雄、青志社、2015

Grade Policy

試験は実施しない。レポート提出による評価を行う。講義中に講師が第2、4,6,8回の授業で課題を提出。講義テーマに関する質問を示すのでこの質問に対する回答を講義後に提出してもらう。レポートの内容を「前提事実を正しく把握しているか」「質問を正しく理解しているか」「論理的な思考ができているか」等の基準により評価する。